私たち小さな会社の経営者は、
会社のブレーンとして働くだけでなく、
トッププレイヤーとして働くこともあれ
ば、地味な裏方として働くこともあって、
ほんとやること多くて嫌になりますよね。笑
身体は一つで時間も限られていますし、
どの仕事を優先すべきか悩んだことも
多いと思います。
では、最もコスパが高い働き方をする
ためには、どんな仕事に集中すべきで
しょうか?
答えから先に言うと、経営者は
「ストックの仕事に集中すべき」
です。
ストックの仕事って何?と思われた
と思いますので、まずストックの仕事と
フローの仕事の違いを簡単に説明します。
【ストックの仕事とフローの仕事の違い】
「ストック」とは、備品をストックする
なんて言い方をするときのストックの
ことで、要するに「蓄えること」です。
ではストックの仕事とはどんな仕事
かと言うと、情報や知識・ノウハウを
蓄える仕事のことです。
「フロー」とは「流れ」や「工程」のこと
で、フローの仕事とは、流れや工程に
従った普段の仕事のことです。
・ストックの仕事…情報・知識・ノウハウなどを蓄える仕事。
・フローの仕事…流れや工程に従った普段の仕事。
製造業に例えると、製品を製造するために
どんな機械や技術が必要になるのか?
といった情報や知識を集めて製造工程を
考えたり、現場で培われたノウハウや意見
を集めて製造工程をマニュアル化したり
改善したりするのがストックの仕事です。
一方で、製造工程に従って製品を製造
していくのがフローの仕事です。
ストックの仕事をもとにフローの仕事が
動いているイメージですね。
2種類の仕事に明確な境界線がある
わけではなくて、例えば製品の製造を
している人が、積極的に意見を出したり
改善を繰り返したりしていれば、フローの
仕事をしながらストックの仕事もしている
と言えるでしょう。
どちらの仕事も大切ですが、
どちらの仕事の方がコスパが高いかと
言えば、ストックの仕事の方です。
ストックの仕事の質次第で、フローの
仕事の質や効率が決まるため、
全体に与える影響が大きいからです。
だから、経営者はなるべくストックの仕事
に集中した方が良いですし、フローの仕事
をしなくてはならないときも、なるべく
ストックの仕事につなげていくべきです。
例えば、私が普段書いているメルマガも、
顧客サービスというフローの仕事では
ありますが、それをこうやってブログに
掲載して情報資産として蓄積しておけば、
相談対応やセミナーでも使い回せるため
ストックの仕事にもなります。
セールスをするときも、ただ単にセールス
をするだけでなくて、なぜ売れたのか?
なぜ売れなかったのか?などの情報を記録
してセールストークを改善していけば、
それはストックの仕事にもなりえます。
また、領収書を会計ソフトに入力するなど
の単純作業、完全にフローの仕事は、スタ
ッフにお願いするか、機械化やアウトソー
シングをすすめています。
このように、コスパが高いストックの仕事に
集中して、フローの仕事もストックの仕事に
つなげていくことができたら、仕事のコスパ
が劇的に改善できるかもしれませんので、
ぜひお試しください。