いい商品が作れる職人タイプの人ほど、
売り込みに苦手意識を持っている人が
多いですよね。
商品の良いところってたくさんありますし、
どこからどう話せばいいのか、瞬時に言葉
にできる人は少ないです。
そこで、商品の良さを短く言葉で説明する
『USP』というものを事前に作っておけば、
苦手意識を克服できます。
USP(Unique Selling Proposition)とは、
日本語に直訳すると「独自の販売提案」
という意味です。
商品のユニークなところや、
お客さんのメリットなどを、
短く言葉でまとめたものです。
(1960年代にアメリカのコピーライター
であるロッサー・リーブス氏によって提唱
されたそうです。)
どのぐらい短くまとめればよいのか、
決まりはありませんが、10秒~20秒で説明
できるぐらい短くまとめることをオススメ
しています。
なぜなら、会話の中でさりげなくUSPを
伝えたいからです。
商品の良さをあれもこれも語りたくなって
しまいますが、あまり長いと急に売り込み
感が出てしまいますので。
あと、短い方が覚えやすいのもあります。
長いと覚えにくいのと、話すとき緊張して
しまうので、苦手意識を克服できません。
USPの事例で有名なのは、
次のドミノピザのUSPです。
「熱々のピザを30分以内にお届けします。
間に合わなければ、代金は頂きません」
今でこそ30分以内に届くのは当たり前です
が、1960年代のアメリカでこれを打ち出し
たのは画期的なことで、これがきっかけで
ドミノピザは急成長したそうです。
ちなみに、ここでは味や品質の話は一切
していません。
最もインパクトがあるところだけを伝えて
いますので、10秒以内で説明できます。
私が普段使っているUSPも参考に記載しま
すが、こちらも10秒ちょっとで説明でき
るようにしています。
「私は日本初のオンライン専門の税理士
事務所を運営しています。
5人以下の小さな会社の経営者はとにかく
忙しいので、訪問や郵送がいらない
オンライン専門の税理士事務所を作り
ました。」
本当はこうやってブログやメルマガで
情報発信していることとか、アピール
したいところはたくさんあるのです
が、私自身、話すのが苦手なので、
一番わかりやすい強みだけを伝える
ようにしています。
「売り込みがニガテ」を克服する方法、
USPの作り方は以上です。
ぜひ実際にやってみて、ニガテが克服
できたら教えてくださいね。