初めまして。税理士兼経営戦略コンサルタントの板山翔です。
私はこれまで、300以上の中小企業の税務顧問をしてきました。
その中でも、経営について意欲的に学んでいる経営者はほんの一握りでした。
しかし、わざわざ時間をとってこのページを読んでくださっているあなたは、きっとそんな一握りの優秀な経営者だと思います。
そんなあなたであれば、以下の文章を読んだだけでも、
節税や資金繰りを含めた『財務戦略』の基本がわかり、
財務体質が劇的に改善されるかもしれません。
そのぐらい大事な情報をお伝えしていますので、
ぜひあと5分間だけ時間を取ってお読みください。
「そんなに利益が出ているの?お金は残っていないんだけど…。」
決算を終えて、利益や納税額を顧問先にお伝えしたときに、
何度このセリフを聞いたかわかりません。
利益が出ているのであれば、手元のお金も増えていると思うのも当然ですが、
実際は手元のお金が増えるとは限りません。
黒字倒産なんていう言葉があるぐらいですから、黒字でも資金繰りが苦しい会社はいくらでもあります。
東京商工リサーチの2020年『倒産企業の財務データ分析』調査によると、倒産企業の赤字企業率は53.24%。
裏を返せば、なんと半数近い企業が、倒産直前まで黒字だったわけです。
なぜ、利益が出ているのに、資金繰りは楽にならないのでしょうか?
理由は主に2つあります。
利益が増えるほど資金繰りが苦しくなる理由①
『税金・社会保険料が高くなるから』
会社の利益には法人税等(法人税・法人住民税・法人事業税)が25%~35%程度かかります。
増えた役員報酬に対しては、所得税5%~45%、住民税10%、社会保険料30%がかかります。
他にも消費税10%を始め、不動産には固定資産税、車には自動車税など、
税金の支払いはありとあらゆるシーンで形を変えて発生します。
利益が増えるほど、こういった税金や社会保険料が少しずつ増えていきます。
税率が上がるのはもちろんですが、全体像が見えにくいので、知らず知らずのうちにキャッシュが削られていくところが厄介です。
利益が出たと喜んでいたのも束の間、思ったほど手元のキャッシュは残っていません。
そこに、利益が増えたから納税額も増えたという報告が、税理士から入るわけです。
当然、少しでも納税額は減らしたいので、税理士に節税対策を教えてもらいます。
節税対策にもキャッシュが必要ですので、残ったキャッシュもそこで出ていってしまいます。
利益が増えるほど資金繰りが苦しくなる理由②
『固定費も増えるから』
売上が伸びて事業規模が拡大すると、人件費や家賃などの毎月必ず発生する固定費も自ずと増えていきます。
また、さらに利益を伸ばそうと設備投資をしたり、仕入を増やしたり、何かとキャッシュが必要になります。
もちろん、利益が増え続けている間は固定費が増えても問題なくキャッシュは回ります。
しかし、売上がピークを過ぎて下がってしまったときに、固定費は下げられないため、結局資金繰りは厳しくなってしまいます。
とはいえ、納税や節税対策もあり、キャッシュには余裕がありません。
そこで、銀行に相談をして借入金を増やす、ということがよく起こります。
もちろん、借入をすれば、一時的に資金繰りは楽になります。
ただし、借入返済は経費になりませんし、損益計算書にも出てきません。
すると、損益計算書の利益より、手元に残るキャッシュの方が少なくなります。
そこでまた、利益が出ているから納税が…という報告が、税理士から入るわけです(泣)
中小企業庁が毎年行っている『中小企業実態基本調査』(令和2年確報)によると、中小企業の自己資本比率の平均は約44%。
逆に言えば、約56%が、銀行借入などの他人資本で回っている状態です。
たいていの中小企業は、損益計算書の利益より、手元に残るキャッシュの方が少ないと思っておいた方がよいでしょう。
『節税→借入→節税→借入』の無限ループのワナ
このように、利益が増えても資金繰りが楽にならないのは、
収入が増えたところで、納税・節税・経費・借入返済などの支出も増えるからです。
結局、お金はあまり残らないだけでなく、より大きなお金が動くようになるため、
むしろ資金繰りは繊細で難しくなると言えます。
数%売上が下がっただけで、一気に資金繰りが厳しくなるなんてことも…。
もっと言えば、そこで少しでもお金を残そうと節税にお金を使って、資金が尽きて借入をして…
『節税→借入→節税→借入』の無限ループにハマってしまうケースも少なくありません。
あなた自身はどうでしょう?
ここで、あなた自身にも目を向けてみてください。
起業直後に比べれば、利益は何倍も増えていると思いますが、
資金繰りは余裕たっぷりでしょうか?
通帳の残高を見たら、あんまり変わっていない…なんて人も多いのではないでしょうか?
ここまで説明したとおり、黒字だからと言って安心して、節税は税理士に丸投げして、銀行に言われるがままに借入をしていたら…
あなたもいつの間にか節税と借入の無限ループにハマってしまって、
いつのまにか黒字倒産の危機に…なんてことにもなりかねません。
では、どうすればよいのか?
このように、節税や資金繰りを、税理士や銀行に任せてはいけません。
名誉のために補足しますが、税理士や銀行を悪者扱いにしたいわけではありません。
むしろ節税も借入も、会社のためを思って提案してくれているのですから。
しかし、外から会社の数字を見ている彼らは、今後の業績見通しや、資金繰りのリアルタイムな情報まで、把握できるわけではありません。
節税や資金繰りを含めた会社の『財務戦略』は、会社のことを一番わかっているあなた自身が考える必要があります。
お金の残し方、お金の使い方を考えるのは、経営者の仕事です。
彼らはそれをサポートしてくれる専門家にすぎません。
ここを人任せにしている限り、いくら利益が増えても財務体質は改善されないでしょう。
貯金か?節税か?資産運用か?
余ったキャッシュをどう配分すべきか?
利益が増えてキャッシュが余ってくると、税理士から節税対策を提案してもらったり、銀行から保険や投資商品を紹介されたりすることがあると思います。
これらの対策も必要ですが、これまで説明したとおり、言われるがまま節税や投資商品に手を出すとキャッシュが不足してしまうため、ある程度貯金も残しておく必要があります。
ではその配分は?いくら貯金して、いくら節税や資産運用に回せばよいのでしょうか?
絶対こうしなければならない!といった正解はありませんが、まず貯金については、毎月必ず発生する固定費の半年~1年分を確保しておくことを推奨しています。
(※借入返済がある場合は、固定費+借入返済の半年~1年分)
なぜこの金額かといいますと、震災やコロナなどの緊急事態によって売上が急激に下がる最悪のケースを想定しても、半年~1年間耐えることができるキャッシュが手元にあれば、その間に事業縮小や一時的な借入などの対策を冷静に考えることができるからです。
いきなりキャッシュが尽きてしまうと、突然倒産か借入かなどの究極の二択を迫られることになってしまい、一か八かの大勝負に出てしまったり、回復の見込みが薄いのに社長個人が保証人になってまで追加借入をして延命したり、冷静な判断ができなくなってしまいます。
とはいえ、貯金は利息ではほとんど増えないどころか、インフレによって1円の価値は下がっていくリスクがありますので、長期運用には向いていません。
そこで、貯金は固定費の半年~1年分にとどめておいて、それを超える部分は節税や資産運用に回すことをおすすめしています。
次に、節税と資産運用はどのように配分すべきかですが、これについては一般的な節税対策や資産運用の概要を理解した上で、自社の状況にあった方法を選択しなければなりません。
とはいえ、急に節税や資産運用について調べろなんて言われても、どこから手をつけたらよいのかわからない人がほとんどだと思います。
そこで、節税や資産運用を含めた、最低限知っておくべき財務戦略の基礎を、1回のセミナーでコンパクトにまとめて伝える『小さな会社の財務戦略』セミナーを企画しました。
税理士や銀行に頼らない!『小さな会社の財務戦略』
セミナー内容
セミナーでは、このような内容をお伝えします。
- 売上が減っても利益が残る経費の使い方
- 財務戦略で重視すべき2つの経営指標
- 資金ショートを防ぐキャッシュの管理方法
- 良い借入と悪い借入
- 貯金・節税・資産運用、余ったキャッシュをどう配分すべきか
- おすすめの節税対策
- おすすめの資産運用
セミナー参加者限定のプレゼント
さらに、セミナー参加者にはプレゼントもあります。
それはずばり、「50分無料税務面談」です。
普段税務面談は1時間1万円で行っていますが、それを無料で行います。
セミナーを受けたあとの記憶が新しい間に、会社の財務戦略をきちんと考えて欲しいからです。
時間内であれば、節税対策だけでなく、借入や資産運用など、財務戦略について何でも相談できます。
あなたがセミナーで得られるもの
ただ知識を披露して、何となく今後に活かしていこう、という内容のセミナーではありません。
財務戦略の基礎をお伝えして、あなた自身が財務戦略を考えられるようにするためのセミナーです。
こちらのセミナーに参加して、財務戦略を自分で考えられるようになれば…
- 適切な節税対策を打つことによって、利益が同じでも、キャッシュを多く残せるようになります。
- キャッシュを管理できるようになり、経費の使いすぎや節税のやりすぎで、キャッシュが不足することがなくなります。
- 大体これぐらい…ではなくて、戦略的に節税や資産運用にキャッシュを回せるようになります。
- 税理士や銀行との付き合い方がわかり、ビジネスパートナーとしてより良い関係が築けるようになります。
- 長期的に資産を築いていく方法がわかります。
将来的には、会社の財務体質が改善され、多少売上が下がったぐらいではびくともしないような強い財務体質を築くことができるでしょう。
逆に言えば、こういう知識を持っていない限り、どれだけ利益が増えても、財務体質はいつまでたっても弱いままです。
気になる参加費について
今すぐ使えて、かつ一生使える、質の高い情報をお伝えするセミナーです。
あなたの価値観やビジネスの在り方そのものに影響を与えるような内容ですから、将来にわたってあなたが得られる利益は、場合によっては数百万円、いや、数千万円単位になってもおかしくありません。
まあそれは言い過ぎかもしれませんが、とにかく価値が高いセミナーです。
参加費が10万円を超えるような高額セミナーにも引けを取らないと自負しています。
しかし、今回はたったの5,500円で参加できることにしました。
どれだけ価値があるセミナーでも、まず参加してもらわないことには、何の価値もありませんから。
誰でも参加できる価格にして、できるだけたくさんの経営者の力になりたいと思っています。
参加人数に限りがあります。お急ぎください
参加人数も各回たったの5名までに制限しています。
いつ席が埋まるかわかりませんので、興味がある方はすぐにお申込みください。
財務戦略という少し難しい内容を取り扱いますので、参加者の要望やご質問にはモレなくお答えしたいと思っています。
そのために、十分フォローが行き届く人数に制限しました。
こんな方は参加しないでください
財務戦略を前向きに考えたいと思っている方のためのセミナーですので、次のような方は参加しない方が無難です。参加しても時間の無駄になってしまいますので。
- 話を聞きたいだけで実践する気のない方
- 数字の話は苦手なので、今後も人任せにしたいと思っている方
ぜひ、こんな方は参加してください
逆に、数字やお金の知識がなくても、次のような方は大歓迎です。
- 数字の話は苦手だけど、経営を良くしたいと思っている方
- 今までどんぶり勘定でやってきたけど、少しでも把握できるようになりたいと思っている方
- 長期的な資産形成の方法が知りたい方
小さな会社の財務戦略
セミナー概要
【日 時】
- 12月17日(金) 14:00~16:30
- 12月22日(水) 14:00~16:30
【定 員】各回5名
【開催方法】 Zoomを使ってオンラインで開催します。(Zoomのリンクをメールでお送りします)
【参 加 費】5,500円(税込)
【支払方法】 お振込又はクレジットカード決済(メールでご案内します)
講師紹介
板山翔税理士事務所
税理士
板山 翔
税理士事務所で3年半勤務した後、一般企業の経理に転職。
転職1年後に税理士資格を取得し、経理の仕事を続けながら、税理士事務所を開業する。
「Wワーク、顧問先ゼロ、開業資金ゼロ」の状態で開業したため、開業直後は厳しい経営状態が続いた。
しかし、スマホで会計資料を撮るだけで決算申告ができる「スマホ税務会計システム」を独自で開発し、業務を効率化。
開業1年後に月商100万円を達成する。
これをきっかけに経理の仕事を辞めて、中規模の税理士法人を設立。
2年半にわたって税理士法人の指揮を執り、200社以上の会計、税務に携わる。
2020年2月に再び独立するが、直後に新型コロナウイルスが蔓延。
経営環境が目まぐるしく変化する中、オンライン上で気軽に相談できるよう、
おそらく日本初の「オンライン専門の税理士事務所」を開設。
オンラインビジネスの先駆者として、小さな会社のビジネスを支援している。
追 伸
売上アップに関係するセミナーの方が受けはよいのですが、私が開催するセミナーのうち、どれか一つ受けてもらえるとしたら、こちらのセミナーを受けてほしいと思っています。
お金を稼ぐことはもちろん大切ですが、長い目で見れば、お金の残し方・お金の使い方を知っている方が強いからです。